保育士の採用の現状

保育士は不足している？

保育士資格を取得する事は、現在では通信教育等を活用する事でも出来てしまうので、現在では、年齢性別を問わず多くの人が保育士資格を有しています。
しかし、そんな現状でも、社会に目を向けてみれば保育士は不足しているという認識のようです。

保育士は保育園で幼児の世話をするだけではなく、児童養護施設などの福祉施設でも働く事が出来る資格です。
そのため、多くの場所で働く事が出来るはずなのですが、現状ではその働く場所である福祉施設の絶対数が少ないため、保育士資格取得者は仕事に従事出来ないでいるのです。

「保育士」という職業のマイナス面

社会全体が福祉に対してあまり積極的ではない現在の日本において、保育士の資格取得者は多いにも関わらず、社会には保育士の活躍の場が多くないです。
これは福祉施設の絶対数が少ないからなのですが、こういった理由の外に、社会で「保育士」として働く事の難しさを説明したいと思います。

保育士の仕事は時間外労働が多く、他の仕事と違って肉体的負担が大きくなってしまいます。
しかも、人間の世話をするわけですので、精神的にもかなり苦しい局面をいくつか体験する事となります。
それなのに賃金は決して多いとは言えないのが「保育士」という職業の現状となっています。

保育士は必要とされている

保育士として働きながら安定した生活を送るためには、公立の保育所で働くのが1番良い働き方だと言えます。
それ以外のシステムの所で働くと収入も不安定だし、1人当たりの仕事量も増えてしまう傾向にあります。
そういった保育士の実情に幻滅して、保育士としての職を辞める人も沢山いるのですが、社会では保育士を必要とする声が高まっています。
保育のプロである保育士が心おきなく福祉施設で働き続けれるよう、各自治体は福祉施設の充実化に力を入れているのがその証左となっています。